2026年10月19日
消費期限は、賞味期限ではありません
冷蔵庫の中の日付は、一種類に見えます。消費期限は、早く傷みやすい食品の安全の目安です。賞味期限は、味や食感が保たれる日です。
台所では、印字された日を同じ締め切りとして扱いがちです。消費期限は、定められた方法で保存したときに、腐敗などで安全性を欠くおそれがないと認められる年月日です。賞味期限は、同じく保存したときに、期待される品質を十分保てると認められる年月日です。取り違えると、期限の翌朝にまだ食べられる米を捨て、弁当を期限の向こうに置きっぱなしにします。
二つの期限を並べると
| 消費期限 | 賞味期限 | |
|---|---|---|
| 問われていること | まだ食べてよいか | まだおいしい状態か |
| よく付く食品 | 弁当、惣菜、生菓子、食肉 | カップ麺、缶詰、米、冷凍食品、菓子 |
| 日を過ぎたら | 食べない | 未開封で保存どおりなら、すぐに食べられなくなるとは限らない |
| 残す日 | その年月日 | 食べきるつもりだった日。多くは印字された日 |
手がかりは数字ではなく、前に付く言葉です。食品表示基準では、品質が急速に劣化しやすい食品には消費期限を、それ以外には賞味期限を、年月日の順で表示します。英語の use by と best before、フランス語の à consommer jusqu’au と à consommer de préférence avant も、同じ分かれ方です。
消費期限は何のためか
定義は食品表示基準にあります。定められた方法で保存した場合に、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限を示す年月日、それが消費期限です。消費者庁のQ&Aは、期限を過ぎた食品は食べないでください、と書いています。この記事は医療の助言ではなく、手元の一品が安全だとは言えません。判断の起点はラベルです。
弁当、惣菜、生菓子、食肉のように、品質が早く落ちる食品に付くことが多いです。牛乳や乳飲料は容器によって消費期限のことも賞味期限のこともあります。言葉を読んでから日を控えます。日付は、表示された保存方法が守られた前提です。真夏の車内に置いた豆腐は、冷蔵を前提にした日では守れません。
賞味期限は何のためか
賞味期限は、おいしく食べられる期限です。定められた方法で保存した場合に、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる年月日で、期限を超えても品質が保たれていることがある、と基準は但し書きします。スナック、即席麺、缶詰、レトルト、米、小麦粉、冷凍食品の多くがこちらです。
日を過ぎたこと自体は、直ちに食べられなくなったという意味ではありません。未開封で、保存方法どおりで、袋が健全なら、まだ食べられることはあります。だからといって、期限の翌朝に戸棚を空にする必要もありません。缶が膨れている、シールが破れている、においが明らかに違うときは、日付に関係なく脇へ置きます。これは診断ではなく、包装が壊れている合図です。
五日で分ける、は今のルールではない
期限表示が始まった頃、消費期限と賞味期限を五日で区別する考え方が通知されていました。品質が五日以内なら消費期限、それを超えるなら賞味期限、という覚え方です。消費者庁は、これは用語の定義に基づく設定ではなく、現在は推奨していない、とガイドラインに書いています。今の分かれ目は日数ではなく、品質が急速に落ちやすいかどうかです。五日以内だから消費期限、と棚の前で決めないでください。
取り違えの損は両側に出ます。賞味期限の乾物を朝に捨て、消費期限の弁当を奥に残す。棚で一問だけ聞きます。これは早く傷むから付いている日か、品質が保たれる期間を示している日か。短い説明は消費期限と賞味期限のガイドにもあります。
開けたあとの時計
開封すると、印字された日が前提にしていた状態ではなくなります。空気、濡れたスプーン、開いた冷蔵庫の扉が入ります。多くのラベルは「開封後は冷蔵庫で保存し、お早めに」と書きます。日数が書いてあるときは、印字された期限と、開けた日から数えた日の、早い方に従います。開封後の日数は、すでに近い消費期限を延ばしません。
ふたに開けた日を書くと、あとで迷いません。記録するなら、印字された日と、今日に開封後の日数を足した日の、早い方を残します。ジャムと牛乳は同じ日数ではありません。その包みの一文を読みます。
印字の読み方
消費期限は年月日です。賞味期限は、製造または加工の日から期限までの期間が三月を超えるとき、年月の表示で足ります。年月だけのときは、その月の終わりまで、と読んで控えます。一日と入れてしまうと、リストがひと月早く鳴ります。乳や乳飲料などで、日だけの表示が認められている容器もあります。隣の製造日と一緒に読みます。
ラベルに沿った順番
- 持ち帰ったら、言葉を読んでから数字を見る。
- 早く傷む食品は、消費期限を残す。
- 戸棚の食品は、実際に食べきる日を残す。多くは賞味期限で、奥に埋もれるならそれより前でもよい。
- いちばん近い日を、冷蔵庫の手前とリストの先頭に置く。
- 食べ終えたら、次の買い物が同じものを重ねないように消す。
紙のメモは棚に残ります。電話で日付を追うと、次の期限が先頭に来ます。入力でも、バーコードでも、ラベルの写真でも同じです。写真が違う日を読んだら、欄を空のままにするか、直します。確定した日が、上に上がる日です。開いているものから食べる習慣は、冷蔵庫の無駄を減らすにまとめてあります。
日付が教えてくれないこと
帰り道で冷えていたかは、日付には出ません。へこんだ缶の継ぎ目も、破れた袋も戻りません。作り置きは店の日付から離れます。この記事が、残り物の安全な日数を代わりに決めることはできません。短い日を自分で入れます。乳児用の粉ミルクは、印字を越えないでください。包みに従います。「過ぎても大丈夫なことが多い」は、未開封で保存の効く食品の話です。
消費期限の前に冷凍すれば保てることがあります。解凍は冷蔵庫で、その後は早めに使います。消費期限を過ぎたものを冷凍で取り戻すことはできません。品質は深夜零時に切り替わるわけでもありません。卵は賞味期限で、多くは冷蔵が前提です。期限の中でも、保存方法を外したら前提が崩れます。
よくある質問
消費期限と賞味期限は同じですか。
いいえ。消費期限を過ぎた食品は食べません。賞味期限はおいしさの期限で、未開封かつ保存どおりなら、過ぎてもすぐに食べられなくなるとは限りません。
五日以内は消費期限、ですか。
昔の目安で、今の消費者庁は推奨していません。品質が急速に劣化しやすいかどうかで、どちらの言葉が付くかが決まります。
賞味期限の翌日に捨てますか。
未開封で、保存方法どおりで、袋が健全なら、まだ食べられることはあります。におい、色、食感が明らかに違うとき、缶が膨らんでいるときは、日付に関係なく使わないでください。迷ったら捨てます。この記事は一品の安全を保証しません。
開封したらどちらの日を残しますか。
印字された日と、開けた日からラベルの日数を数えた日の、早い方です。開封後の一文が消費期限を延ばすことはありません。
写真が違う日を読んだら。
欄を空にするか、自分で直します。確定した日だけがリストの先頭に上がります。